十和田フィルハーモニー管弦楽団は、1990年の創立以来、十和田市を拠点として活動をするアマチュアオーケストラです。
十和田市在住・在勤・在学者を中心に、音楽を愛する10代〜80代までの幅広い世代のメンバーが集まり、
現在の団員数は約50名。
十和田市の地域音楽文化振興のため、地域の皆様に親しんでいただけるような心温まる演奏を目指して日々活動しております。
当団の活動としては、年に一回の定期演奏会の実施。ジュニアオーケストラ十和田と秋の十和田市民文化祭への合同参加など、地域に根ざした活動を行っています。
いまでは3つのオーケストラがある十和田市ですが
(十和田フィルハーモニー管弦楽団、ジュニアオーケストラ十和田、北里大学十和田交響楽団部)
かつて、十和田市は「文化不毛のまち」と言われた時代がありました。
1986年5月、十和田市民文化センター開館、それがすべての始まりでした。
市民文化センターの建設は長年の市民の願いでした。
市には「単なる貸館ではなく文化を育てる場所にしたい」という意向があり、
その中で生まれたのがオーケストラ設立の動きです。
「このまちにオーケストラを」という熱い思いと、奇跡のようなたくさんの出会いが重なりあい、
1990年10月、「十和田フィルハーモニー管弦楽団」は県内4番目の市民オーケストラとして産声をあげます。
そして2001年には、ジュニアオーケストラ十和田が誕生します。
当初は十和田フィルに入団する人材育成が目的でしたが、次第に学校では経験できないオーケストラを学ぶ場として地域に定着しました。
ソロとは違い、大勢で一つの音楽を作り上げるオーケストラは「合わせる」という作業が必要です。
しかし、それは自分の音楽性を殺して大勢に合わせるのではなく、一人ひとりが音楽を楽しみながら合わせることに意義があります。できなければ何度でも練習をする、合わせる、大人も子どもも関係なく、一人の奏者が責任とプライドをもって音楽に真摯に向き合う姿がそこにはあります。団員の熱意が、合奏の喜びや練習の先にある感動に結びついたとき、きっと素晴らしい世界が開けてくるでしょう。
音楽は考えるものではなく感じるもの。
音楽は無くても生きていけますが、出会ったことで人生がより豊かにひろがる可能性があります。
十和田フィルがそのきっかけを提供できれば、こんなにも幸せなことはありません。
未来へと繋がる音楽を目指してこれからも努力してまいります。
1986年(昭和61年)十和田市民文化センター 開館
1990年 ★十和田フィルハーモニー管弦楽団 誕生
1991年 十和田市民文化センター開館5周年記念音楽祭出演・初演奏♫
1992年 第1回 定期演奏会 開催
1997年 十和田市民「第九」演奏会 〜ひびけ三木野ヶ原に〜 市制施行40周年、
十和田市民文化センター開館10周年記念演奏会出演
1999年 県民文化祭総合フェスティバル式典出演
2001年 ジュニアオーケストラ十和田 誕生
2007年 市文化奨励賞 受賞
2011年 第19回 定期演奏会・東日本大震災支援コンサート開催
2017年 第25回記念 定期演奏会 開催
2020年 第28回定期演奏会 新型コロナウィルス感染症予防のため中止
2021年 第28回定期演奏会 新型コロナウィルス感染症予防のため中止
● 定期演奏会
年1回(6月頃)
(これまでの演奏会記録はこちら)
● 十和田市民文化祭
年1回(11月初旬)
● 総会・実行委員会
年5〜6回程度。選曲、予算、決算、年間計画などを話し合います。
(定例総会以外に臨時総会を開催することもあります)